深呼吸と聞くと、運動の後に体を整えるためにしたりするので、なんとなく呼吸を整えるという印象が強いかもしれませんが、実は、産前産後の体を整える際に欠かせないエクササイズでもあるんです。
今回は深呼吸をうまくするためのポイントを少しご紹介していきますね!
なんで深呼吸で体が整えられるの?
まずは呼吸と体のことを少しだけお話しますね。
呼吸に欠かせないのは、あばら骨の中にある横隔膜という筋肉。ここが上下に動くことで息を吸ったり吐いたりできています。
実はこの横隔膜は、単独で動いているわけではなく、他の部分と連動して動いています。
- 胴体をぐるっと囲んでいる腹筋
- 骨盤の底を支えている骨盤底筋
- 一つ一つの背骨をつないでいる背筋

特にこの腹筋は、体を支えて姿勢を真っ直ぐに保つ働きをしているので、腰への負担を減らすことに繋がったり、お腹に緊張感を作って下腹部やウエストを引き締めるという美容的な役割を持っています。
深い呼吸をすることで、これらの筋肉をしっかりと使うことができ、結果的に産前産後に気になるトラブルの予防や美容にも繋がってくるんですよ。
体を整える呼吸のポイント
1.姿勢
ここでちょっとだけ皆さんにもやってみてもらいたいことがあります。
- だら〜んと力を抜いた姿勢で、一度呼吸をしてみてください。(今の呼吸の感じを覚えておいてくださいね)
- 後頭部を壁につけるように後ろに引いて、呼吸をしてみてください。

❶と❷の違い、わかりますか?
姿勢が悪いと、そもそも胸があまり開かないので、あまり深い呼吸ができません。後頭部を壁につけるようにすると、胸の前側が無理なく開き、肋骨が動きやすくなるので、普段よりもたくさん息が取り込めるんですよ。
深呼吸をする時はこのように少し姿勢を気にしてみてくださいね。
こちらも行うと更に効果的!

2.息を吐ききる
体を整えるために深呼吸を行う際は、上記の姿勢をキープしたまま息を吐き切っていきます。
息を吐く際にも姿勢をキープすることが最初は少し難しく感じる方も見えるかもしれません。ちょっと難しく感じる方は、最初は仰向けから始めることをオススメします。
息を吐ききることで、お腹の筋肉をしっかり使うことができます。この時、ノドの奥を空気が通るのを感じながら息を吐くようにすると、お腹の動きがわかりやすい方が多いです。
骨盤底筋のケアとしてもこの呼吸オススメです。

まとめ:深呼吸の役割
呼吸って普段からしていることなので、あまり意識したことがなかったという方も多いのではないでしょうか?深い呼吸は体を整えるだけでなく、自律神経を整えたり気持ちを落ち着ける際にもとっても大事なので、時間を見つけて、自分の呼吸とも向き合ってみてくださいね。
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