女性特有の悩みを
東洋医学の視点から見ると
ある共通点があります。
毎月の生理
妊娠・出産・授乳
さらには
更年期
東洋医学的にみると
いずれも「血」の証と呼ばれるものです。
「血」が足りない
「血」の流れが足りない
「血」の質が悪い
・・・などなど
「ん~、確かに、
肩こりがひどいし
生理になると顔色サイアク。
頭痛があるし
足は冷え性。
これって血が足りないのかなぁ・・・?
では、それを解決するためには
漢方薬とか、鍼灸を受けたらいいの?」

わたしは鍼灸師なので
「はい、そうですよ!
鍼灸は気血の巡りをよくするものですから
女性の不調にはとってもいいものです!
ぜひ、やりましょう!」
と答えます。
でも、
ちょっとした不調なら
自分でできることは
あります。
もっと身近にできること
漢方薬などの薬を飲む前に
痛み止めの薬を飲む前に
肩こりの湿布を貼る前に
できることがあります。
私たちの体には、
「自分で体のバランスを保ち、健康を維持する」力があります。
いまは、
なんでもすぐに
病院、薬、サプリなどに頼りがちですが
昔の人は、
漢方薬を気軽に飲むほど裕福ではありませんでしたから
身近にあるもので
体調管理していました。
スーパーで買えるもので
しかも一個100円もしないあるものが
万能の神アイテムに生まれ変わる方法です。
- 生理痛
- 妊娠したい
- 妊娠中の腰痛、肩こりなど痛みを楽にしたい
- 赤ちゃんを安産で産みたい
- 産後の疲れをとりたい
- 産後の痔が辛い
- おっぱいの出をよくしたい
- 子育ての疲れをとりたい
- 便秘
- 下痢
- 風邪
- 冷え性
などなど
不調があったら
ぜひ続けて欲しいセルフケアです。
それは、「温めること、温活」です。
セルフケアで「血」を作り、増やし、巡らせる方法は
「体を温めること」です。
特に今の時代は
冷たい食べ物、飲み物をとる機会が多く
しかも
夏はエアコン
という環境にあり
女性の体には「冷え」が蓄積されています。

女性にとって
「冷やすこと」が大敵であると同時に
「温めること」は強力な味方になってくれます。
妊娠、出産に関していえば
温かく、巡りの良い子宮ならば
妊娠もしやすいでしょう。
さらに温かい子宮なら
赤ちゃんの居心地もよく
お腹の中で
よく動き
健康な赤ちゃんを育てることができます。
そして温活を続けていれば
産道も温かく
やわらかく
伸びもよいし
骨盤の動きもよいので
赤ちゃんも出てきやすくなります。
実際、
わたしは初産の時に
微弱陣痛で
なかかな進まないときがありました。
体を温めることで
陣痛がすすみ
無事に出産することができました。
(自然分娩の産院だったため、陣痛促進剤などは使いませんでした)
このように
温めることは
女性の健康作りには必須とも言えます。
ひとつひとつ説明するのは
他の機会にするとして
今回は、その「温める神アイテム」として
「こんにゃく温湿布」を紹介します。
ナチュリカ湖西療術院で
私が必ずお伝えする
セルフケアです。
こんにゃく温湿布は、
こんにゃくをゆでて
タオルで巻いた「温カイロ」です。
湯たんぽのように
「湿気を帯びた熱」なので
体になじみ、芯まで温まります。
疲れをとり
痛みを和らげ
血流をよくし
生命力を高め
免疫機能を高めてくれます
それでは、
ブログで使ったマンガで紹介します!
こんにゃく温湿布の作り方


こんにゃく温湿布をやるときの注意
- ゆでたこんにゃくはかなり熱いです。
扱いに気を付けてください。 - こんにゃくを巻いたタオルは
必ずお肌に直接当てましょう。
服の上からだと服が濡れてしまいます。 - こんにゃくがぬるくなってきたら
やめてください
こんにゃくが体温より下がると
反対に熱をとられ
冷やしてしまいます。
温めているところの皮膚が赤くなったら終わりです。
温めるところは?
体の状態によって
温める場所は変わりますが
今回は基本をお伝えします。
- 触って冷えているところ
- 温めて気持ちいいところ
- 痛みのあるところ
です。
温めてはいけないところ!
打撲や捻挫など、急性の腫れてズキズキ痛いところ
温めてはいけません!
慢性の重い痛みや、だるい痛みには向いています。
妊娠中でも安心してできる
上記のことを守れば
妊娠中でも安心してできるセルフケアです。
お母さんの体だけでなく
お腹の赤ちゃんも
ポカポカと気持ちよくなることでしょう!

わたしは、
毎日体を温めるセルフケアで
二人目の出産はものすごく安産でしたし
赤ちゃんもポカポカで健康でした!
その話はまた別の機会に!

