以前、35~45歳のプレ更年期世代の女性向けに、必要な運動についてまとめました。
しかし、運動習慣のある者の割合において、女性は男性に比べて全ての年代で低く、40.50代は約20%と非常に少ないことがわかっています。
(平成24年度 国民健康・栄養調査より)
きっと皆さん自覚があると思いますが、便利なこの現代において
普通に生活をしていると、体を動かす機会はどんどん失われていきます。
40歳以上の女性では「肩こり」「腰痛」など有訴率が3割を超え、そのことが運動を阻害する因子にもなっています。
また、40代(中年期)から全身的な筋肉量が減少し、特に太ももの筋肉量減少が顕著に認められています。
太ももの筋肉が使えない状態ですと、「膝痛」に繋がったり歩行能力に影響が出ますので老年期以降の転倒リスクとも関係してきます。
、、と色々書いたのですがつまり、
「トラブルが起きてからでは遅い!運動しましょう」
と言いたいのです!
プレ更年期、更年期世代の方は特にです。
50代60代なんてずっと先の話と思われるかもしれませんが
失われた筋肉を取り戻すのはなかなか大変な作業で時間がかかります。
プレ更年期・更年期におすすめな運動
おすすめなのは下半身を使った運動です。
下半身(足やお尻)には大きい筋肉がありますし、運動能力を大きく反映します。
- スクワット
- お相撲の四股ふみ
- 大股でのウォーキング
- 階段昇降
などは場所を選ばずできるのではないでしょうか。
座位時間と健康リスクの関連
他には、できるだけ座って過ごす時間を少なくする工夫も有効です。
米国での調査研究によると1日の座位時間が長いほど、健康リスク・死亡リスクを高めるとの報告があります。
デスクワークの方はこまめに立ち上がって歩く、通勤方法を変えるなど、工夫ができるといいですね。
最後に
お子さんが小さい期間はなかなか時間を作るのも難しいかもしれません。
無理をせずできることを少しずつ積み重ねて、子どもが手を離れた後も毎日を楽しく過ごせるよう、運動を取り入れてみてください。