子育て

抱っこで腰が痛い!お尻が痛い!痛みを起こさない抱っこのコツ

抱っこで腰が痛いお尻が痛い抱っこのコツ

赤ちゃんも、上のお子さんも、ママの抱っこが大好き。ママにとって、お子さんの抱っこは日常ですよね。

でも、抱っこで腰やお尻が痛くなったりする方が多いのも事実です。

だからと言って抱っこをあまりしない方がいいというわけじゃなくて、抱っこの仕方をちょっと変えてみるように工夫をすることで体に負担をかけないようにすることができるので今日は抱っこの工夫をいくつかお伝えしますね!

 

体に負担がある抱っこ

片方の骨盤に乗せる抱っこ

ママは忙しいので、料理をしながら抱っこしたりする時によくやってしまいがちです。パッと抱っこできるし、骨盤に乗せることで赤ちゃんの体重も分散できるので、一見楽に感じますよね!

でもこれはママにとっては骨盤周りが左右非対称になるので、片方のお尻や腰が痛くなってしまうというデメリットもあります。

 

お腹の上に乗せる抱っこ

左右は対称なのですが、お腹の上に乗せて赤ちゃんの体重を分散させると、腰を反ってしまうため負担がかかってしまいます。繰り返すうちに腰への負担が積み重なり痛くなってしまいます。

 

家事をしながら抱っこする工夫

家事の途中で泣いてしまったりして、あやしながらでも家事を進めないといけないような場面って日常の中ではよくありますよね。

バウンサーや抱っこ紐など、素手で抱っこしなくても大丈夫な場面であれば、育児グッズを上手く使ってもらえるといいかもしれません。

 

でもそうとも言っていられない場合、

  1. 足台を用意します
    (子供用の椅子・スツール・踏み台などなど)
  2. 台に足を乗せ、太ももが床と水平になるか、膝の位置が股関節より高くなるようにする
  3. 自分の足の上に赤ちゃんを跨がせます
    (出来るだけ自分に近い位置に!)
  4. 赤ちゃんの背中を支えて抱っこ

時々足の位置は入れ替えると、足も疲れなくてすみます。
自分の膝の位置が低いと、赤ちゃんが滑って行ってしまうので、ちょっと高めの足台を用意するといいかもしれません。

まだ腰がすわっていない場合は、赤ちゃんの姿勢をキープするのが大変で赤ちゃんも疲れてしまうので、この方法を行うのは出来るだけ短時間で。
ただ、もしかしたら「ながら」で抱っこするよりも、短時間赤ちゃんをしっかり抱っこして心を満たしてあげるようにする方が、かえって早いかもしれませんね。

 

抱っこが負担にならないように

抱っこはこの時期の愛着形成のためにもとっても大事な親子のコミュニケーションだと思います。

抱っこが辛くならないよう、できるだけ親子ともが体に負担なく、抱っこできるような工夫をしてみてもらえるといいなと思います。

 

素手の抱っこの場合も、方法によっては手首に負担がかかり、腱鞘炎になってしまうママも少なくありません。ちょっとしたポイントをこちらにもまとめていますので、また覗いてみてくださいね。

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理学療法士 近藤可那
理学療法士 近藤可那
病院のリハビリテーション科にて勤務後、自分の出産経験をきっかけに産前産後の身体のトラブルに対しての医学的なケアが希薄な事に気づき、この分野でのリハビリの勉強を始める。 産婦人科での活動のほか、産後の身体ケアサロン運営、ママや妊婦さん向け講座、理学療法士作業療法士向けの勉強会運営をしている。
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