産後

手抜き授乳のススメ その①

母乳育児

授乳に関する話が続いています。
それくらい、授乳は奥が深いというか、知っておくと毎日の育児が楽になるポイントがたくさん詰まっています。
わたしは3人の母乳育児を通じて、授乳も手抜きになっていきました。
手抜きで疲れにくい授乳のポイントをお伝えします。

授乳で疲れてる?

授乳するとき、こんなことありませんか?

  • 赤ちゃんとおっぱいの位置がうまく合わない
  • 赤ちゃんが飲みづらそうにしている
  • どちらか片方しか飲みたがらない
  • 飲み残しがある感じがする
  • 乳腺でしこりになりやすいところがある
  • 長い時間になると、授乳の姿勢が辛い
  • 肩こり、背中こり、腰痛などがある
  • 手首や腕が疲れる

こんなときは、授乳の姿勢や飲ませ方に問題があるのかもしれません。

手抜き授乳のいいこと!

手抜き授乳のコツを知ると、こんなにいいことがあります!

  1. 乳腺炎を予防する
  2. 赤ちゃんも飲みやすい
  3. 手首や腕の負担が減る

乳腺炎を予防するには

手抜き授乳は、母乳が残らないようにする飲ませ方なので、乳腺炎を予防することができます。
乳腺炎には、他にも要因がありますが、それについてはまた別の記事で紹介します。

どこがつまる?

乳腺は、母乳を作る腺(小葉)と、母乳を乳首に送る管(乳管)からできています。
赤ちゃんがおっぱいを飲むと、ツーンと来るのはここですね。

飲み残しを感じたり、乳腺炎で腫れる、熱を持つのは、ここです。
小葉がしこりになったり、乳管が細くて出が悪いと、詰まったりします。

ヒューマンアナトミーアトラスより

ここで、注目したいのは、乳首を中心として乳腺は放射状に広がっていところです。

母乳は、均等に出るもの?

ところが、母乳は放射状に作られるのに、
赤ちゃんの飲み方は、食べるように、上下にあごをあむあむ動かします。

赤ちゃん授乳中


つまり、赤ちゃんの口の上と下方向の乳腺は吸われやすいのです。
ということは、赤ちゃんの口の横方向にある乳腺は残りやすい、とも言えます。

同じ飲ませ方ばかりしていると・・・

もし、同じ飲ませ方ばかりしていると、一定の方向の乳腺の母乳が残りやすくなります。
例えば、「横だき授乳」ばかりしていたら、赤ちゃんの口はワキ方向と、中心方向であむあむするので、上や下の乳腺が飲み残しやすくなる、ということです。

残ってしまった母乳は、体に戻るとも言われているのですが、同じところばかり残ってしまうと、やはりしこりになりやすいですよね。

それに、赤ちゃんの飲み方にもくせが出てしまいます。
左右で、噛みくせが出るようなものです。

わたしの印象では、赤ちゃんもだんだん手抜きをしてきます。
飲みやすい、おっぱいの出やすい方を好んだりします。
好まれない方のおっぱいは、ますます溜まりやすくなります。

そうなると、さらに授乳の姿勢や位置に偏りが出て、お母さんの体には負担になるし、赤ちゃんのあごや姿勢も歪みます。

手抜き授乳で疲れをためない!

疲れない授乳のためには、

  • 授乳の時間
  • 左右のバランス
  • 授乳の姿勢

が大切です。

基本の授乳の時間について

まずは、一番の基本の授乳時間についてです。
片方5分~10分ずつ、です。
5分~10分飲ませたら、もう片方に切り替えましょう。
だいたいそのくらいの時間で交代していきます。

左右のバランス

前回が右のおっぱいで終わったなら、次回は左から飲ませるようにします。
どちらから飲ませるかは、必ず覚えておくようにしましょう。
もし、今の時点で、赤ちゃんの好みに偏りが出ているなら、好まない方から優先して飲ませるようにします。

授乳の姿勢

授乳姿勢には、以下のものが代表的です。

  • 横抱き
  • ラグビーボール抱き
  • 縦飲み
  • 寝ながらそい乳

今回は、よく使う姿勢の「横抱き」と「ラクビーボール抱き」について実際に3人を母乳で育てていたころを振り返り、手抜き授乳ポイントと合わせて、オススメを★5段階評価していこうと思います。

横抱きについて

オススメ ★★★★

【利点】

  • 赤ちゃんの首が座らなくても飲ませることができる

【欠点】

  • 赤ちゃんと、乳首の位置が合わせにくい
  • 長時間は肩と腰が疲れる

横抱き授乳のポイント

●椅子に座って授乳する。床すわりはなるべく控える。

●赤ちゃんが乳首の近くに来るように、座布団を二つ折りにしたくらいの高さのクッションを赤ちゃんの背中にあてがう。(お母さんが背中を丸めないで済むくらいの高さ)

●赤ちゃんの首と頭を支えるために、バスタオルをたたんだものを枕としてあてがう(写真だと緑色のタオル)

バスタオルがしっかりと首を支えてくれる
手はほとんど添えるだけ

このクッションと、バスタオル枕を使うと、お母さんは手を使って抱く負担がかなり減ります。
というか、ほとんど抱かなくてよくなります。
さらに、赤ちゃんの首が安定するので、赤ちゃんもぐずりにくく、飲みやすくなります。

ラグビーボール抱きについて

オススメ ★★★★★

【利点】

  • とにかく、楽。なぜかというと、赤ちゃんを膝の上に抱かずにすむから。
  • 赤ちゃんの首が座っていなくても授乳しやすい。
  • ベッドや台に寄っかかって授乳できるので、楽。
  • 横抱きでは残りやすい上と下方向が飲まれやすい。

【欠点】

  • 赤ちゃんと自分の位置を合わせるのが難しい。台が必要。出先ではできない。

ラグビーボール抱き授乳のポイント

ラグビーボール抱きは、脇で赤ちゃんを抱えるようにして抱く方法です。

●ソファーのひじ掛け、ソファー本体、ベットのヘリ、座卓テーブルなど、ほどよい高さの場所をみつける

●そこに、クッションやバスタオルをしき、その上に赤ちゃんを乗せ、赤ちゃんと乳首の位置を調整する。赤ちゃんの頭から首は、バスタオルをたたんだもので支える。

この場合は、低めのベッドの上にバスタオル。
クッションや座布団でもよい。
ソファのひじ掛けを利用しても便利。
赤ちゃんと向き合う感じ

向き合う形なので、赤ちゃんの首を支えやすいです。

赤ちゃんの下のバスタオルやクッションを、頭を高めに、体を起こし気味に調整すると、お母さんの体が前かがみになるのを防げます。

赤ちゃんを膝の上に乗せないので、肩や腰も楽です。

授乳姿勢を変えよう!

横抱きの次は、ラグビーボール抱き
といったように
授乳のたびに、授乳姿勢を変えるようにすると、乳腺をまんべんなく使えるようになり、飲み残し、つまりを防げます。

授乳の姿勢も、クッションやバスタオルなどを使うと、抱っこが楽になり、手首や肩の負担が減ります。

次回は、縦のみや、添い乳などについて紹介します。

おっぱいのケアは、こちらも読んでみてくださいね。

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堀アキ
堀アキ
「薬に頼らない免疫力を上げる子育て」で3人の子育て中。 子どものアトピーを自力で解決したことをきっかけに、「肌からアプローチしないアトピーケア」で肌トラブルに悩むお子さんや大人をサポートしています。
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