子育て

抱っこ紐で肩や腰が辛い!抱っこ紐の使い方チェックポイント

肩や腰が痛くならない抱っこ紐の使い方チェック

今、抱っこ紐は本当にいろんな種類があり、皆さんの口コミや先輩ママからの情報で購入されている方が多いですよね!

ママにとっては必須アイテムの抱っこ紐、確かに素手で抱っこするよりも楽ですが、それでも「腰が辛い!」「肩がバキバキ!」と感じる方は多いのではないでしょうか?

実はベビーキャリアと言われるようなバックル付きの抱っこ紐などは、使い方次第で、だいぶ体への負荷を感じにくくなります。

まずは普段の抱っこ紐の使い方からチェックをしてみましょう!

抱っこ紐の使い方をチェック

チェックポイント

  • 腰ベルトが緩くないか
  • 赤ちゃんと自分の間が密着しているか
  • 肩ベルトがずり落ちそうになってないか
  • 首のストラップが首の位置になっていないか

この位置で抱っこ紐を着けていると、どうしても首や腰のくびれの部分で赤ちゃんの重みを全部受けることになってしまうので、体にも負担がかかってきます。

では次に、赤ちゃんの姿勢もチェックしてみましょう。

赤ちゃんの姿勢もチェック

赤ちゃん側のチェックポイント

  • ヒザが伸びきっていないか
  • 背中が真っ直ぐに伸びていないか

赤ちゃんにとっても、抱っこ紐の中での姿勢が快適であった方が、心地いいですよね。

ヒザが伸びきって背中がピンとしている姿勢というのは、サドルの高い自転車に両足伸ばして跨っているような感じです。

とても座り心地が良さそうとは言えませんし、低月齢であるほど体が柔らかいので、赤ちゃんの体にとっては負担があるのでは?とも考えられますよね。

ママとの間に密着感もないとなれば、ゆらゆらして不安定です。物を拾うなどママの姿勢によっては落下の危険性もあってちょっと怖いですよね。

抱っこが軽く感じる着け方

ママ側も赤ちゃん側も快適に感じる使い方のポイントは

  1. 首ストラップが肩甲骨の高さにある
  2. 腰ベルトはウエストに緩みなく
  3. 赤ちゃんを高い位置で抱っこできている
  4. 赤ちゃんの膝の位置がお尻より上にある

高い位置で密着して抱っこするだけでも、腰は楽に感じられますし、首ストラップの位置や肩ベルトが内側にあることで、肩への負担を減らすことができます。

そして赤ちゃんの姿勢も大事。ママのお腹にそう形でヒザがお尻よりも上にあることで、股関節にあまり負担をかけず抱っこの状態を保つことができます。

あまり長時間にならないことも大事

赤ちゃんにとって抱っこ紐の中というのは、景色も少なく、動きたいと思ってもあまり動けない状態。

いくらお互い快適な形で抱っこしているとしても、赤ちゃんがちょっと動きたそうにしていたら、一度抱っこ紐から出してあげてくださいね。ママの膝のうえに乗せておくだけでも抱っこ紐の中よりは視野も広がり、体も動かしやすいのでちょっとリフレッシュできるのではないかなと思います。

次回、抱っこ紐の快適な着け方をご紹介していこうと思います!

ABOUT ME
理学療法士 近藤可那
理学療法士 近藤可那
病院のリハビリテーション科にて勤務後、自分の出産経験をきっかけに産前産後の身体のトラブルに対しての医学的なケアが希薄な事に気づき、この分野でのリハビリの勉強を始める。 産婦人科での活動のほか、産後の身体ケアサロン運営、ママや妊婦さん向け講座、理学療法士作業療法士向けの勉強会運営をしている。
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