子育て

抱っこが軽く感じる!抱っこ紐の使い方

抱っこが軽く感じる腰や肩が痛くならないエルゴ抱っこ紐の使い方外し方

抱っこ紐使ってるのに、肩や腰が痛いな〜という方、みえませんか?。

特に首の後ろでガチャンっとするタイプの抱っこ紐の場合、メーカーや種類によって楽かどうか?を判断するのではなく、まずはちゃんと調整して使えているかどうか?という部分を見直してみるのも大事です。

実は、ちゃんと調整すると、赤ちゃんとの距離感が近くなり、密着度が高くなってとても軽く感じることが多いんですよ。

今回は抱っこ紐の使い方についてご紹介していきたいと思います。

抱っこする前に

準備①:首のストラップの位置と長さ

首のストラップは最初に準備します。後からでもできないことはないんですが、手が届かなくてちょっとキツくなってしまうんですよね。

ここは、実は上下に動かすことができるので、最初に真ん中くらいにしておきます。

たぶん、みなさん手が届かなくなるから…っていう理由で上の方にしているんですが、これは着ける手順で解決するので大丈夫!思い切って真ん中にしておきましょう。

そして、出来るだけ紐を縮めておきます

準備②:腰ベルトを巻く

腰ベルトはおへその高さに緩みなく巻きます。

ここが緩いと、抱っこした時に赤ちゃんの座面が安定しませんし、大きい子になるほど赤ちゃんの重みで自分の腰がやられてしまいます。

準備③:肩紐を緩めておく

最初にここを少し緩めておくのがポイントです。

ここが縮んだままだと、赤ちゃんを抱っこして首ストラップをガチャンってする時に手が届かなくなってしまいます。最初に少し緩めておきましょう!

抱っこ紐の使い方

①赤ちゃんの足をM字にして抱っこ

赤ちゃんを抱き入れるんですが、姿勢を少し気にしておきます。

M字にするのは、赤ちゃんの股関節のため。膝がだらんと伸びないように、お尻より上の位置にしておいてから、背中の布を被せてあげましょう。

②首のストラップを留める

腕をいっぱい伸ばして首のストラップを留めたら、抱っこ紐ごと、赤ちゃんを手で支えます。

③脇のベルト(肩ベルトの調節紐)を前に引く

ここが一番大事です!!

片方の手で赤ちゃんを抱っこ紐ごと上に抱き上げたら、肩紐が少したるみますよね。脇の下から出てる調節紐を前に引っ張って、このたるんだ分を縮めます。

下向きに引っ張っても長さが縮まりません。前に!と覚えてくださいね。

④赤ちゃんの姿勢を整える

最初に赤ちゃんの姿勢を作ってから抱っこ紐を着けていますが、再度ここで整えてあげます。

少しだけかがんで、背当て布と赤ちゃんの間に手を入れて、お尻の方まで手を滑らせ、さらに膝の方まで手を滑らせてお尻で座れるように整えてあげます。

最後に赤ちゃんのヒザがお尻よりも高くなっているかをチェックしてくださいね。

その他のチェックポイントはこちら!

肩や腰が痛くならない抱っこ紐の使い方チェック
抱っこ紐で肩や腰が辛い!抱っこ紐の使い方チェックポイント今、抱っこ紐は本当にいろんな種類があり、皆さんの口コミや先輩ママからの情報で購入されている方が多いですよね! ママにとっては必須アイテム...

抱っこ紐の外し方

このままだと首のストラップに手が届かなくて、降ろせない〜!!ってことになりますよね。
(だからみなさん首のストラップを上の方にしているんじゃないでしょうか!)

実は、外し方があるのです。

①肩ベルトを緩める

脇の下の部分に紐を調節するためのアジャスターがあります。

抱っこ紐を外す時は、このアジャスターの部分に指をひっかけ、後ろにクイッとあげると赤ちゃんの重みで肩ベルトがスルスルスル〜っと緩んできます。

②首のストラップを外す

あとは普段の様に首のストラップを外せばOK!!
安全に赤ちゃんを抱っこしてあげてくださいね。

抱っこ紐は正しく安全に

いかがでしたか?
抱っこ紐の肩ベルトをちゃんと調整したことなかった!って方が本当にたくさんいらっしゃいます。毎回使う時に、赤ちゃんを抱き上げてきゅっとベルトを引っ張ってみてくださいね。それだけでかなり軽さが体感できると思います。

そして、抱っこ紐は赤ちゃんにとっても快適であるのがやっぱりいいなと思うので、最後に赤ちゃんの姿勢を整えて快適な姿勢にしてあげてくださいね。

使い方次第でお手持ちの抱っこ紐も安全に快適になります。ぜひお試しください!

ABOUT ME
理学療法士 近藤可那
理学療法士 近藤可那
病院のリハビリテーション科にて勤務後、自分の出産経験をきっかけに産前産後の身体のトラブルに対しての医学的なケアが希薄な事に気づき、この分野でのリハビリの勉強を始める。 産婦人科での活動のほか、産後の身体ケアサロン運営、ママや妊婦さん向け講座、理学療法士作業療法士向けの勉強会運営をしている。
免責事項

当サイトにコンテンツを掲載するにあたり、内容には細心の注意を払っておりますが、必ずしも正確性を保証するものではありません。
また、当サイトの全ての情報は診断・治療行為ではありません。
診断・治療を必要としている方は、すみやかに医師・各専門家に相談してください。
本サイト上の情報利用に関して発生した損害などに関しては、一切責任を負いかねます。