こんにちは。
妊娠中、どんなことに気をつけたらよいのか、聞かれることも多いので、
理学療法士の近藤先生と一緒に、妊娠中を快適に過ごすポイントについて、先日インスタライブを行いました。
そのときのお話をまとめますね。
声が枯れていて聞き苦しいかもしれません。すいません。
産婦人科医からのお話
よく妊娠初期の患者さんに、「何に気をつけたらいいですか?」と聞かれます。
その時にだいたいお話するのは、
- 腹圧をかけすぎない
- 生肉の取り扱い
- 食べ物(おもにカフェインや大型のお魚)
です。
腹圧に関しては、ほとんどの妊婦さんが気をつけてくださっていると思います。
生肉についても、すでにご自分で勉強されている方が多いのですが、
扱い方についてお話することがあります。食べるだけではなくて、手や調理器具についてもよく洗ってくださいね。
加熱処理が不十分な豚・鶏・羊肉の摂取や猫の糞などとの接触が原因でママが感染した(ママは感染しても症状が現れないことも多い)場合、赤ちゃんに胎内感染することがあります。胎内感染する頻度は6〜80%、そのうち、10%の赤ちゃんに先天性トキソプラズマ症を引き起こすと言われています。
もし、生肉を食べてしまったりして不安な方は、採血で経過をみたり、強く感染が疑われる場合に使用するお薬もあるので、主治医の先生に相談して下さいね。
そして、カフェインについては、流産や低出生体重児のリスクがあるため、量を控えるように言われいます。日本やアメリカ、欧米などで少しずつ違いはありますが、コーヒーであれば2〜3杯程度と言われています。
そして意外かもしれませんが、魚についてはも厚生労働省も注意を促しています。キンメダイやマグロ、メカジキなどは含まれている水銀の量が多めなので、
一度、こちらのサイトを確認してみることをおすすめします。
理学療法士からのお話
また、妊娠中は腰痛や恥骨痛、股関節痛などのトラブルもでやすく、
それらを少しでも予防するためにどのようなことに気をつけたらいいのか、ということを理学療法士の近藤先生とおはなししました。
こちらの記事にもあるように、どんな姿勢をとると、こういう痛みにつながるかもしれないということを知り、気が付いたときに少し意識してもらうだけでも違うのではないかという思いもあって、発信をしています。
スマホのときの姿勢やソファーでの座り方、立ち上がり方やオムツ替えのときの姿勢などなど、いろんな場面に少しずつポイントがありますので、少し意識してもらえるといいなと思います。
まとめ
細かいことを言い出すと、本当にたくさんあるのですが、
あまり縛りが多くなって身動きが取れなくなってしまっては妊娠生活が苦しいものになってしまいます。
患者さんそれぞれによって必要なことは違うので、今回は全員に当てはまることを中心にお伝えしました。
またテーマを絞って、みなさんのお役に立てることをお伝えしていきます。