子育て

〇〇しかダメな育児が負担になっていない?

育児情報が負担になってない?

いろんな育児情報が巷には溢れていますね。
たとえば、「母乳vsミルク」「紙おむつvs布おむつ」…
たぶんあげればきりが無いんですが、たくさんの考え方がありますよね。
それぞれ、メリット・デメリットがありますから、どれが正解!どれが間違い!って白黒はっきりつけれるものではないです。

ただ、情報を選択するときに、自分の価値観にあっていないと、それが負担になってるかもしれないです、というお話です。

例:布おむつ vs 紙おむつ

たとえば、子供との時間を大事にしたいママさんが布おむつにした場合、
布おむつを洗ったり干したりすることに時間が取られて、ママさんが本当に大切にしたい子供との時間が減ってしまっていたら、「なんか違う…」ってなるわけです。

でも、肌トラブルに悩まされたりしたママさんで、肌に触れるものにとても価値をおいている場合だと、布おむつはとても価値が高いものでしょうし、何の苦もなく布おむつを使用できたりします。

布おむつはとってもいいものなのはわかっていますが、「布おむつにしなきゃ!」と思った時点で、一度立ち止まって、「本当に?本当は私はどうしたいの?」と考えてみてください。それでもやりたければ、どんどんやりましょう☆

例:食べ物について

「〇〇を食べたほうがいい」「〇〇は食べないほうがいい」という健康法も一緒です。

「食べてはいけない」「食べないって決めたから」って言っている時点で、脳の苦痛系が動いている状態です。

「自分がやりたいと思っていることをできない」という状態は、実は身体にとって負担になっているんです。

そして、それを決めたのは過去なので、過去に縛られて生きている状態。
今は?今はどうしたいですか??
いろんな患者さんをみていると、柔軟性が大切だなと本当に思います。

Have toよりもWant toを大事にしてくださいね。

ちょっと私の話

私自身も、グルテンフリーや動物性蛋白の除去、色々やりました。

砂糖抜き、カフェイン抜きもやりましたし、
逆に、いいと言われるものも色々取りましたねー。
正直に言うと、続いているものと続いてないものがあります。当然ですよね。

おむつに関しても、日本のおむつはほぼ全部試しました。

布おむつ派の意見を聞けば、それも試しましたし、海外製のいいと言われるおむつも4-5種類取り寄せました。(高かったです(涙))

そこまでした上で、自分の生活スタイル、子供の肌の状況などなど、総合して使用するおむつを決めました。コスト面もあるので、昼と夜で使うものを変えたりもしてます。子供のお尻をふくのも、家ではコットンだけど、外出時にはおしりふきも使います。

だから、やってみればいいんです、まずは。
それで「あ、違う」って思ったら、やめればいいんですから。

「これしかだめ」になった瞬間、他が否定される

「これしかだめ」となった瞬間に、他を全否定してますよね。

食べ物系のアドバイスをする方の中で、ご自身の体調を崩されてしまい、
病気になる方、結構多いんです。ここ、落とし穴です。

自分の喜びなく、「あの人がいいって言ったから」という理由で食べる食べ物は、どんだけいいものであっても、身体にとっては毒ですよ、本当に。ストレスホルモン出まくりです。

カフェインや小麦粉、乳製品、砂糖はどうしても対象になりやすいですね。

確かにカフェインや小麦粉、乳製品、砂糖が身体にとって悪い影響を及ぼすという側面もあるんですよ、それは間違いなく。
依存するくらいの場合、依存する原因を解消したほうが早いです。そうすれば、過剰に取ることは減ってきますから。

意外にストイックすぎる人のほうが不健康だったりしますので(爆)

欠落・欠乏を感じたときはチャンス

求めれば求めるほど、「自分には不足している」という現実を強めるだけです。

求めることがいけないのではなく、今充足しているところを見つけにく
こちらが大切。

「不足している」ということは、そこに欠落を感じているということですね。
ということは、そこに価値をおいているということなんです。
ということは、欠落を感じるということは、自分が大切にしていることを知るチャンスとも言えるわけです。

ABOUT ME
原紗希
原紗希
産婦人科医。今は海外在住のため、対面診療はしていません。 外来診療では検査や薬の処方だけではなく、患者さん一人ひとりに合わせた栄養面や思考面からのアプローチを行う。病気を治すのではなく、人の持つ本来の力を発揮する状態を整える。
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