先日のブログで、目の前の出来事は自分のどんな思い込みや解釈があるからなのかという話をしました。

題名だけを見ると、同じ??と思うかもしれませんが、ちょっと違います。
今回、Facebookライブでメンタルコーチの吉田先生と、上記のテーマでお話をしました。
それは、
「目の前の患者さんやクライアントさんを、施術者側がどのようにみるかによって、目の前の方の体の反応が変わってきますよ。」
ということだったんです。
「助けてあげたい、なんとかしてあげたい」気持ちが強いと身体は固くなる?
- 自分と同じような状況の方を助けてあげたい
- 病気で苦しむ患者さんを救ってあげたい
- 自分がなんとかしてあげたい
このような気持ちを持って、医療の道や施術家の道に行かれる方も少なくないと思います。
他者に貢献したいというのは、もともと人間にある欲求の一つですし、コレ自体は悪いものではないんです。
が、この気持ちをもったまま、施術をしたり診察をすると、相手の方の身体が固くなってしまうということがあります。
それはなぜか。
「コントロールしよう」という気持ちが入ってしまうからです。
治すのは自分自身
こちらがいくらいい施術を提供しても、いいアドバイスをしても、患者さん本人の身体を良くしていくのは患者さん自身なんですね。
そこを患者さん自身も提供者側もはっきりさせておくだけで、施術効果というのが変わってきます。
提供者側が、
「自分は最善を尽くします。でも、治すのはあなた自身ですからね。そのサポートをしますね。」というスタンスなのと、
「私に任せてください!何とかしてあげます。」というスタンスなのでは、結果が全然違うと吉田先生は言ってました。
また、受ける側も、
「なんとかしてください。」というスタンスと、
「良くなりたいんですが、専門的なことは自分ではわかりませんので、手を貸してください。」というスタンスでは、こちらもまた結果が全然違うそうです。
自立をサポートするのか、共依存関係になるのか
私も「人を助けたい」という思いが、とても強い方だったと思います。小学校3年生のときから、とにかく「人を助けたい。病気の人を治したい。」その思いがあり、医者になりました。
目の前の患者さんを完治に導きたくて、心理学も栄養学もなんでも取り入れるようになりました。
「これで、どんな患者さんも良い方向に導くことができる!私ならなんとかできる。」思っていたんです。
が、そうなると、私に依存してくる患者さんが出てくる様になりました。コントロールする側とされる側の関係は、なんとかしたい人となんとかして欲しい人という、依存の関係を生み出してしまうなと思ったんですね。
そして、一番助けてほしいのは、自分自身だったということがよくわかったんですね。
その関係性よりも、
「目の前の患者さんのもっている治癒力や能力を引き出すようなお手伝いをする、そのための最善を尽くす」
こちらの関係性のほうが今はしっくりきます。
Facebok Liveをしています
Facebookライブではこのような話をゆるりとしています。
下記URLから申請をお願いいたします。
https://www.facebook.com/groups/653824301954664
