プレ更年期/更年期

PMSにもタイプがある

月経前に調子が悪くなる、PMSってありますよね。月経前症候群。

これは、みんなが同じような原因で起こっているのではなく、
いくつかのパターンに分かれるんじゃないか、という話があります。

今日はそれについて書いてみようと思います。

このブログの内容は、私が「患者さんを病院から卒業させるためにはどうしたらいいんだろう?」ということを考え、学んできた方法になります。医学書や教科書にはかいてないことかもしれませんが、栄養学や心理学/脳科学など色んな分野を勉強してきて、患者さんと一緒に試行錯誤して試した方法も書いてあります。「病院から卒業したいな」という方は(自己責任にはなりますが…)是非試してみてくださいね。

PMSとPMDD

月経前に何らかの不調が現れる月経前症候群(PMS)。
身体症状としては、下腹部痛、膨満感、乳房痛、肌トラブル、むくみ、頭痛、めまい、肩こりなどがあげられ、
精神症状としては、イライラ、情緒不安定、憂うつ感、注意力低下、睡眠障害などが挙げられます。

精神症状が特に悪化して日常生活に支障をきたすようなものを月経前不快気分障害(PMDD)といいます。

もう少し細かく分けてみると、4つくらいに分類でき、それによって必要な栄養も少しずつ変わってきます。

神経質タイプ

PMSの中では最多といわれている。
喜怒哀楽が激しめで、イライラしがち。
不安や緊張状態の中にいることが多い。
生理は重め。

落ち込みが強いタイプ

どちらかといえば、落ち込むタイプ。
わけも分からず涙がでてきたり、不眠傾向。
日本人にも最近増えている。

アップダウンが激しいタイプ

イライラしたり落ち込んだり、アップダウンタイプ。
やたらと甘いものが欲しくなる。
チョコレートが止まらない。

体の症状が強いタイプ

むくみやすく、体重が増える。
胸のハリを強く感じやすい。
落ち込むよりは、イラつく。
日本人には少ない。

ちょっとずつ特徴が違っているのが面白く、
原因となるホルモンバランスや血糖変動なども違うため、
一概にこれだけすればよいというわけではないのは分かっていただけるかなと思います。

どのタイプにも必要なこと

栄養の見直し

生理前あるいは生理中というのは、血液をうしなうため鉄欠乏性貧血にはなりやすくなってきます。

鉄不足のとき、早くから現れる症状はメンタル症状のため、PMSとも非常に似たものがたくさんあります。

鉄を補充しているにも関わらず、なかなか貧血が改善しないような場合は、タンパク質不足になっている可能性もあります。

幸せホルモンと言われるセトロニンの原料はタンパク質ですし、ありとあらゆるものの原料になっているのがタンパク質です。

また、どのタイプにも共通して必要だと感じるものは、マグネシウムとビタミンB6あたりでしょうか。

交感神経の過緊張をとく

交感神経の緊張状態が続くと、副腎が疲れやすい状態になりますね。

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また、消化吸収能力を発揮できないため、いいものを食べても消化できない、吸収できないとなってくると、消化酵素が作れない…と負のスパイラルに入ってくるわけですね。

どこかで負のスパイラルを断ち切るには、栄養を充足させつつ、メンタルケアをしていくことです。

いろんなストレスってほとんど人間関係からですよね??
患者さんのストレス源を聞いていても、ほとんどココですよね。

自分の思考をニュートラルに戻していくのが、一番はやいなといろんな方法を試してきて思います。

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自律神経の波に合わせた生活を

上に書いた交感神経の過緊張もここに入ってきますが、交感神経と副交感神経って一日の中でもそれぞれのリズムがあるわけです。女性であれば、月経を中心とした月のリズムもあるわけです。

その自律神経のリズムにあまりに反することをしていると、体としては混乱します。「あれ、夜なの?昼なの?」って。

なので、ガッチリでなくていいんですが、朝は太陽の光を浴びて、夜は就寝に向けて少し暗めの部屋にしたりスマホをナイトモードのするなどのちょっとした心がけが自律神経のリズムを整えてくれたりするわけです。

まとめ

PMSや更年期障害というのは、どうしてもホルモンのバランスが変化する時期であるため、多少の身体的/精神的変化というのはあってもおかしくないんですよね。

ですが、薬を使わないといけないほど日常生活に支障をきたしているような場合は、ただ「ホルモンのバランスが少し変わるだけ」で起きているものではない可能性があり、何らかの体のサインであると考えています。

もともと自律神経やホルモンバランスの乱れ、栄養不足などの大元があって、そこに時期的なホルモンの変化がかぶって強く出ていると考えるのが自然でしょうね。

実際、少し患者さんの思考パターンを変えるだけで症状が消えることがあります。

本当に強い症状がでているのは生理前だけなのか
生理前でない時期は何の違和感もないのか

そこまで症状が強くなければあえて悩みにする必要はありませんが、もしそうでないなら、少し自分にする質問を変えてみて、大元に対して対策をするほうが早いです。

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原紗希
原紗希
現役産婦人科医。外来診療では検査や薬の処方だけではなく、患者さん一人ひとりに合わせた多方面からのアドバイスも行う。2児(6歳・2歳)の母。
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