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バトルモードのストレス反応が持続したら、どんな症状や疾患につながる?

みなさん、おはようございます&こんにちは。
原ですー(*^^*)

ちょっと今日はいつもと趣向をかえて、

「バトルモードが続くとどんなことに繋がるのか?」

ということについて書こうと思います。

この記事をなんで書こうと思ったかというと、「あ、この症状自分にも当てはまる…」
ってちょっと自分ごととして捉えてほしいからです。

ストレスが悪いということがわかっていても、
自分の症状の原因として結びついていないと解釈のバランスをとるということを
やってみようって思えないですよね?

なので全部は無理だと思うけど書いてみます(笑)
あーわからんって思ったら、途中で離脱してくれて全然OKですからね♫

※ちなみに、最初に断っておきますますが、
 ”すべてがストレスのせい”って言うつもりはないです。

でも、いい方向に行きたい…って思うなら、
一つの可能性として考えてみたらいいんじゃないでしょうか?っていうスタンスです😃

他にも「身体がストレスだと感じること」も一緒に対応していけると早いです。
睡眠とかね、食事とか、生活習慣もろもろ。でもその奥のモードが超大事。

まず、大きな前提として、
ホルモンバランスと自律神経バランスと免疫バランスの関係というのは
切っても切っても切り離せません。

自律神経バランスが乱れてるのに、ホルモンバランスは超整っているとか
ホルモンバランス乱れているのに、免疫のバランス完璧ですとか
そういうことはまぁまずないです。

自律神経バランスが崩れた状態が続けば
ホルモンバランスも免疫のバランスも自ずと崩れてきます。

そして
「自律神経のバランス崩しているね」っていうときは、
だいたいバトルモードのストレスが関わっていることが多いでしょう。

自律神経のバランスの乱れによる多彩な症状

自律神経のバランスを崩したときの症状ってほんと多岐にわたっていて、
なんでもこのせいって言えるんじゃないか?ってくらい多い。

【身体的症状】
慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、
便秘、下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、
頻尿、残尿感など

【精神的な症状】
イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱、
感情の起伏が激しい、焦燥感など

そして、
「あ。やばい。敵がいる!」って認識した瞬間(バトルモードのとき)に出るホルモン
というのは、よくこのブログでもでてくる「コルチゾール」だけではないです。

血圧や血管、心拍数に影響を及ぼすホルモンたちや
他にも痛みを感じる物質や炎症に関わる物質も出ます。

だから、痛みや炎症とも関わりがあります。

ストレス関連疾患

で、ストレスが続いたときに起きてくる症状とか
ストレスと関わりのある疾患として挙げられているのが

この文部科学省のサイトだと

  • 脱毛症
  • 気管支喘息
  • 耳鳴り・メニエール
  • 狭心症発作・不整脈
  • 慢性肝炎
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍・過敏性腸症候群
  • 頻尿・夜尿症
  • 生理不順・無月経・不感症
  • 湿疹・アトピー・蕁麻疹
  • 糖尿病
  • 高血圧・低血圧

などなど。

厚生労働省の資料だと(出典:厚生労働省「セルフメンタルヘルス」)

  • 気管支喘息・過換気症候群など 
  • 本態性高血圧症、起立性低血圧症、冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)など 
  • 胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎・心因性嘔吐など 
  • 神経性食欲不振症、神経性過食症、甲状腺機能亢進症など 
  • 筋収縮性頭痛、痙性斜頸、書痙、片頭痛など 
  • 慢性蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症など 
  • 慢性関節リウマチ、腰痛症など
  • 眼精疲労、原発性緑内障など
  • 更年期障害、機能性子宮出血、月経前症候群など 
  • 耳鳴り、めまい症(メニエール病、動揺病)、心因性難聴など 
  • 顎関節症、口腔乾燥症、三叉神経痛など

「など」ってことはまだあるってことですよね。
※もちろんこちらにも、全て「ストレスのせい」ではないことも明記済み。

さらに、こんな事も書いてある⇩

(出典:厚生労働省「セルフメンタルヘルス」)

〜〜〜コルチゾールの過剰分泌に分泌され続けます。

その結果、慢性的に免疫反応が抑制され、細菌・ウイルス・悪性新生物などへの免疫力が低下します。

最近の研究では、長期間に渡りコルチゾールが過剰分泌されると
海馬の萎縮など脳に障害を与えることがわかっています。
(一部省略)
さらに、コルチゾールは傷ついた神経細胞の修復(再生や分化)を妨げることもわかり、これもうつ病発症のきっかけになるのではないかと考えられています。
また、神経伝達物質のセロトニン・ドパミン・ノルアドレナリンの減少がうつ病発症のきっかけになるので はないかとも考えられています。

コルチゾールは、セロトニンの分泌を妨げます。

(セロトニンが不足すると緊張・焦燥がおき、ドパミンが不足すると楽しみの喪失、
ノルアドレナリンが不足すると意欲の低下・興味の消失が起こるとされています。)

いずれにせよ、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールなどの過剰分泌心身状態の異常をもたらすことは明らかです。
ストレスを受けた時適切に対処することでストレスを軽減することと
ストレスを慢性化させないことが重要です。

厚生労働省「セルフメンタルヘルス」より

※ちなみに悪性新生物というのは悪性腫瘍の類です。ガンとかですね。

とも書いてある。
(ちょっと難しいから、太字部分だけなんとなくわかればOKです(*^^*)
 覚える必要も全くないです。)

私が言ってるわけじゃないですよ。厚生労働省が言ってるんですよん。

ちなみにセロトニンっていうのは巷で「幸せホルモン」と呼ばれているものですね。

バトルモードのストレス反応が続くことによって、
幸せホルモンであるセロトニンの分泌が抑えられてしまうということですね。

セロトニンは夜になると、メラトニンという眠りのホルモンに変化しますから、
睡眠にも影響が出ても何ら不思議ではなさそうですよね。

ちょっとイメージわきますか??

このあたりでお腹いっぱいな方は撤退してくれて大丈夫です(*^^*)
興味のある方は続きをどうぞ(笑)

もうちょっとだけお付き合いくださいm(__)m

ストレス反応と私達のエネルギーとの関わり

で、このコルチゾールをだしてくる一連の反応(HPA軸)っていうのは
甲状腺ホルモンをだす一連の反応(HPT軸)と拮抗関係にあるから、
コルチゾールの過剰分泌が続くと、甲状腺機能というのは落ちてくるんです。

で、甲状腺が分泌する甲状腺ホルモンというのは
私達のエネルギーを作り出すミトコンドリアっていう器官と関わりがある。

ミトコンドリアの数を増やしたり、”頑張れー”ってムチを打ってくれるんじゃないかと
考えられているわけです。

そんな役割をもつ甲状腺ホルモンが低下してくる。

ってことは、

コルチゾールの過剰分泌が続くと甲状腺機能が落ち、
ミトコンドリアでエネルギーを作ることに影響が出る

んです。

私達はエネルギーを使って

  • 体温を上げたり
  • 新しい細胞を作ったり
  • 傷ついた細胞を修復したり
  • 消化や解毒をしたり
  • 筋肉を動かしたり
  • 姿勢を維持したり
  • 心臓動かしたり
  • 卵子を成長させたり
  • 排卵したり

っていういろんなことをしているので、
ミトコンドリアでエネルギーが十分つくれないと
これら⇧に支障がでるっていうことは繋がりますか??

具体的にどうなるのかということをわかりやすく言うと

  • 低体温
  • 寒がり
  • 食べてないのに太る
  • 消化能力が落ちる
  • 解毒能力が落ちる
  • すぐに疲れてしまって横になってしまう
  • むくみ
  • 無気力
  • 体重増加
  • 動作緩慢
  • 記憶力低下
  • 便秘
  • 徐脈
  • 生理不順
  • 無排卵
  • 不妊症や不育症

全部はとても書ききれないけど、
⇧こんなようなことがみられるようになるということです。

さらには活性酸素も増える酸化する(酸化ストレス状態)といった流れですね。

なにかご自身に当てはまることはありましたか??
体質とかであきらめちゃってるものもありそうでしょ?

「私って平熱が低めでー…」とか「疲れやすくてー…」みたいな。

とまぁこんなところにまでつながってくるというあたりで
今日は止めておこうと思います(笑)

もっと言いたいんだけどね。止めときます(笑)

ねー。
バトルモードのストレス反応が続くとよろしくない…ってことは伝わりましたか?

で、みなさんをビビらせて終わりたいわけじゃないんです。

こちらの記事にも書いたように⇩⇩

身体に悪いストレスと私達に必要なストレス、この違いは…? みなさん、こんにちは。原です(*^^*) 今日はストレスというものについてお話をしていこうと思います。ストレスというものについて...

どんな解釈をしたらバトルモードのストレス反応が引き起こされるのか?

がわかっているわけです。

目の前の出来事に対してバトルモードのストレス反応が起きなかったらいいわけですよね?

同じ出来事が起きても、体内での反応が変わればいいんですよね?

じゃあ

そういう「解釈」に変えていったらいいんじゃない?

っていう提案をしているという感じです(*^^*)

つらい、大変だと思っている出来事も、
自分の役に立っていたんだなと腑に落ちたらいいんです。

ただ、「わかった気になる」と「腑に落ちる」のは全く別物ですから、
そこは要注意ですけれども(*^^*)

「今すぐにやってみよう!」って思わなくてもいいです。
「ほんとかなー?」って怪しんでくれててもいいです。

でももし、今後あなたが
「もうどうしたらいいのかわからない…」っていうような状況になったとき、
「何をしたらいいのかわからない」ってときは、

「なんか解釈変えて身体の反応変えるとか言ってる医者がいたな。」ってことを
思い出してくださいね。

ということで今日はただただ説明に終始したブログになりました(笑)

上記で悩んでいる症状に対して、
解釈を変えることで身体の反応を変えていく方法もあるのかって思ってもらえると
とっても嬉しいです。

病気が良くなるのか、消えるのかは誰にもわからないです。

私達にできるのは

身体が本来の力を発揮できるような環境を整えてあげることだけです。

日々の習慣や思考の積み重ねによって抑えられてしまっている本来の力を
発揮できるような環境を整えてあげるだけ

この部分において、できることはたくさんあると思っています。

方向性だけ決めておいて、自分一人でできることに集中する。
その先のことはお任せですよん(*^^*)

長くなりました。ここまで読んでくれたみなさん、どうもありがとうですm(__)m

それでは(*^^*)

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原紗希
原紗希
産婦人科医。今は海外在住のため、対面診療はしていません。 外来診療では検査や薬の処方だけではなく、患者さん一人ひとりに合わせた栄養面や思考面からのアプローチを行う。病気を治すのではなく、人の持つ本来の力を発揮する状態を整える。
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