プレ更年期(30代後半~40代前半女性)に取り入れて頂きたい運動の種類、2つめは筋トレです。
- 20代の頃と比べてお尻の形が違う
- 階段を上るのがきつい
- 足が細くなった
- 姿勢が悪くなったと感じる
- 身長が低くなった
このようなことを感じる人は、以前より筋力が落ちている可能性があります。見た目の変化も実は筋力低下(筋肉が上手に働いていない筋出力の低下も含めて)が原因のひとつです。
高機能な体組成計で測ると、筋肉量がどのくらいか、少ないのか多いのかもわかって参考になりますので、機会があれば是非計測してみてください。
「貯筋」で悪循環を予防する
40歳以上の女性では、「肩こり」「腰痛」「手足の関節が痛む」という症状がある方が3割を超えているといわれています。また、更年期症状のひとつとして「関節痛」が出ることがあります。
この、「痛みがある」という状態は運動習慣をつける阻害要因ともなりえます。
筋力が無い ⇒ 体を支える力が弱く関節に負担がかかる ⇒ 痛みが出る ⇒ 運動をしなくなる ⇒ 筋力が落ちる
つまり、更年期ではこの悪循環にはまってしまう可能性があるということです。
ですからプレ更年期では、筋力を維持・向上をして「貯筋」をすることをおすすめします。
ムキムキになる必要はありません。自分の体を自分で支えられるだけの筋肉があれば十分です。
自分の体重をおもりにして行う
- スクワット
- 腕立て伏せ
- プランク
などは家でも行うことができます。(運動が久しぶりな方、産後間もない方は過負荷になりすぎないよう注意が必要です)

「冷え」にも筋トレ
また女性に多く、更年期症状のひとつでもある「冷え性」にも筋トレは有効です。
上記の運動は大きな筋肉を使うので、やってみると体がぽかぽかしてくるのを実感できると思います。わたし達の体は、体温を維持するエネルギー生産の多くを筋肉に頼っています。基礎体温が低いという方も筋トレにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
免疫力UPにもつながりますよ。
まとめ
筋トレには
- 姿勢、スタイルの維持
- 関節痛の予防
- 冷え性の緩和
- 免疫力アップ
などが期待できます。
筋トレへのハードルが高い方は「階段を昇る」習慣をつけることから実践を。

(小さいお子さんを抱っこしている方は、足元が見えず危ないのでおすすめしません)
